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DirectCD を使用したデータ CD の作成

DirectCD について

CD-RCD-RW 技術を理解する

DirectCD の用途

DirectCD を起動する

DirectCD フォーマット ユーティリティ画面について

DirectCD のオプションを変更する

ファイルを CD にコピーする

CD を取り出す

CD を読み出す

ファイルを追加および消去する

問題のある CD をチェックする

DirectCD のトラブル シューティング


DirectCD について

DirectCD は、CD-RCD-RW または DVD レコーダブルへファイルを直接書き込むパケット ライト ソフトウェアです。フロッピーディスクやリムーバブル ディスクへコピーするように CD-RCD-RWDVD レコーダブルにもコピーできます。OS から CD レコーダが直接認識されてドライブ文字が割り当てられ、Windows エクスプローラなどのアプリケーション ソフトウェアから直接ファイルを CD に書き込んだり、読み出したりできます。

DirectCDUDF v1.5 規格に準拠したファイル システムをサポートしており、パケット書き込み技術を応用して CD-RCD-RW または DVD レコーダブルへデータを書き込みます。このファイル システムでは、コンピュータが CD レコーダを通常のフロッピーディスクなど同じように認識し、ドライブ文字を割り当てます。

CD が UDF v.1.5 規格でフォーマットされると、Windows エクスプローラなどでドラッグ アンド ドロップ方式でファイルを CD にコピーできます。 詳細はコピー方法を参照してください。


CD-RCD-RW 技術を理解する

独自のデータ CD を初めて作成する場合は、以下に説明する関連用語と技術を理解しておくと役に立ちます。

CD-RW 技術について

CD-RW レコーダを使用すると、オリジナル CD の作成に 2 種類の CD を利用できます。

CD-RWCD-R と同じように CD へ情報を書き込むことができますが、CD に書き込まれたデータを消去して新しい情報を再度書き込むことができる点が CD-R と異なります。CD-RCD-RW もそれぞれにユニークな利点を持っていますので、用途や使用方法に応じて使い分けてください。

メモ: CD-RW メディアには、CD-RW レコーダとマルチリード対応の CD-ROM ドライブだけが対応できます。

UDF v.1.5 について

UDF v.1.5 とは Universal Disk Format version 1.5 の略称で、CD レコーダをコンピュータの論理デバイスとして使用できるようにするファイル システムの規格です。UDF を採用すると、CD レコーダ内の CD をフロッピーディスクやハードディスクと同じ様に扱えます。

DirectCD 5.0 には、UDF v.1.5 でフォーマットされた CD にアクセスするために必要な UDF 互換リーダが組み込まれています。DirectCD を使用して CD を作成した場合は、UDF Reader for Windows が自動的に CD にコピーされます。UDF Reader for Windows がインストールされていないシステムに接続された CD レコーダに CD を挿入すると、UDF Reader for Windows のインストール画面が自動的に起動して表示されます。

UDF v.1.5 互換リーダは、ほとんどの一般的なオペレーティング システムでサポートされています。UDF v.1.5 でフォーマットされた CD にアクセスするには、UDF v.1.5 互換リーダがインストールされている必要があります。


DirectCD の用途

DirectCD を使用すると、簡単にデータ ファイルを CD に直接コピーできます。従って、次のような場合に便利です。

以下の CD を作成するような場合は、Easy CD Creator などの CD マスタリング ソフトウェアが適しています。

詳細については、CD マスタリング ソフトウェアのオンライン ヘルプを参照してください。


DirectCD を起動する

DirectCD を起動する場合は、以下のいずれかを行います。

DirectCD フォーマット ユーティリティ画面が表示された後は、この画面で CD をフォーマットしてからドラッグアンドドロップするだけでファイルをコピーできます。


DirectCD フォーマット ユーティリティ画面について

DirectCD フォーマット ユーティリティ画面では、DirectCD が持つ各機能にアクセスでき、選択した CD レコーダと CD についての情報が表示されます。この画面から CD をフォーマットすることでファイルをコピーする準備が整います。Windows エクスプローラや他のアプリケーション プログラムを使用して、ファイルを CD にコピーします。具体的な操作方法については、コピー方法を参照してください。


DirectCD のオプションを変更する

いくつかのオプションは、ユーザが変更できるようになっています。

オプションを変更するには:

  1. DirectCD フォーマット ユーティリティ画面の CD の選択ボックスで、使用する CD レコーダを選択します。
  2. オプション をクリックします。オプション ダイアログ ボックスが表示されます。



  3. 必要に応じてオプションを変更します。
    ここで選択したオプションは、直ちに DirectCD に反映されます。

    オプション 説明
    CD の準備完了メッセージを表示する CD の準備ができたときに CD の準備完了ダイアログ ボックスを表示させる場合は、このオプションをクリックします。このダイアログ ボックスは、DirectCD でフォーマットされた CDCD レコーダに挿入して CD へのアクセスが可能になったときに表示されます。
    CD の取り出しメッセージを表示する DirectCD を使用して CD を取り出す度に CD の取り出しダイアログ ボックスを表示させる場合は、このオプションをクリックします。
    システム トレイにアイコンを表示する DirectCD アイコン Windows タスクバーに表示させる場合は、このオプションをクリックします。このアイコンをダブルクリックまたは右クリックすると、DirectCD が起動します。
    CD-R の取り出しオプション 詳細は、CD を取り出すおよび CD-R の取り出しオプションを比較するを参照してください。
    常に DirectCD 対応にする CD を取り出す時にフォーマットを DirectCD 対応のままにしておく場合は、このオプションをクリックします。DirectCD 対応の CD は、CD-R または CD-RW レコーダに挿入するだけで読み出しおよび書き込みが可能なドライブとして認識されます。ただし、CD-R または CD-RW レコーダでしか CD を読めません。
    常に[オプション]ダイアログ ボックスを表示する このオプションをクリックすると、取り出しをクリックする度に必ずオプション ダイアログ ボックスが表示されます。CD に適用する取り出しオプションを選択できます
    常にクローズする
    UDF v.1.5 規格でクローズする CDUDF v.1.5 フォーマットでクローズする場合に、このオプションをクリックします。UDF v.1.5 規格でフォーマットされた CD は、UDF 互換リーダがインストールされたほとんどの CD-ROM ドライブで読むことができます。
    すべてのコンピュータで読み出せるようにクローズする CDISO 9660 フォーマットでクローズする場合は、このオプションをクリックします。このフォーマットの CD は、Windows 環境で動作している標準の CD-ROM ドライブで読むことができます。

  4. 必要に応じて、OS から認識されるドライブ (例えばドライブ D: など) に適用させるオプションを変更します。
    これらのオプションは、DirectCD フォーマット ユーティリティ画面で選択した CD レコーダだけに適用されます。
  5. OK をクリックします。

ファイルを CD にコピーする

ブランク CD を使用する場合は、その前に CD をフォーマットする必要があります。フォーマットのオプションは、使用する CD によって異なります。以下に初めてファイルをコピーする場合とファイルのコピー方法について説明します。

初めてファイルを CD-R にコピーする

CD-R にファイルをコピーする場合は、その前にメディアをフォーマットする必要があります。

メモ: 既にフォーマットされている CD-R メディアは、再フォーマットできません。

CD-R メディアをフォーマットするには:

  1. CD レコーダにブランクの CD-R メディアを挿入します。
  2. DirectCD フォーマット ユーティリティ画面の CD の選択ボックスで、フォーマットする CD メディアが入っている CD レコーダを選択します。
  3. フォーマットをクリックします。フォーマット ダイアログ ボックスが表示されます。
  4. CD を識別する名前をラベル ボックスに 入力します。
    CD に付けられる名前は半角で 11 文字まで、または全角で 5 文字までで、以下の記号は使用できません。
    \ / : ; * ? " < > | + = . , [ ].
    CD-R のフォーマット中は、フォーマットの種類オプションを使用できません。フォーマットには約 15 秒から 30 秒かかります。
  5. フォーマットの開始をクリックします。CD のフォーマットが始まり、進行状態を示すダイアログ ボックスが表示されます。
    CD のフォーマット中も他の作業を実行できます。フォーマットが完了すると、CD の準備完了ダイアログ ボックスが表示されます。
  6. OK をクリックします。これで CD にファイルをコピーする準備が整いました。コピー方法を参照してください。

初めてファイルを CD-RW にコピーする

CD-RW にファイルをコピーする場合は、その前にメディアをフォーマットする必要があります。

クイック フォーマットを使用すると、CD 内の既存データを消去する目的で CD をフォーマットすることもできます。このコマンドは、ファイルが書き込まれている場所を示す内部インデックスだけを削除します。従って、ファイルは表示されずに消去されたように見えますが、実際のファイルは CD に残っています。

CD-RW をフォーマットまたはそのデータを消去するには:

  1. CD レコーダにブランクの CD-RW メディアを挿入します。
  2. DirectCD フォーマット ユーティリティ画面の CD の選択ボックスで、使用する CD レコーダを選択します。
  3. フォーマットをクリックします。フォーマット ダイアログ ボックスが表示されます。
  4. ラベル ボックスに、CD を識別する名前を入力します。
    CD に付けられる名前は半角で 11 文字まで、または全角で 5 文字までで、以下の記号は使用できません。
    \ / : ; * ? " < > | + = . , [ ].
  5. CD にデータを圧縮して書き込む場合は、圧縮可能にするをクリックします。
    データを圧縮して書き込むと、CD 内の使用領域を節約できます。ただし、圧縮可能にしてフォーマットした CD に書き込まれるデータは、すべて圧縮されます。圧縮比率はコピーするファイルの種類によって異なりますが、約 1.5:1 から 3:1 です。
    圧縮した CD から読み出すには、システムに DirectCD 5.0 または UDF 互換リーダがインストールされている必要があります。DirectCD を使用して CD を作成した場合は、UDF Reader for Windows が自動的に CD にコピーされます。UDF Reader for Windows がインストールされていないシステムに接続された CD レコーダに CD を挿入すると、UDF Reader for Windows のインストール画面が自動的に起動して表示されます。圧縮した CD に他の CD レコーダを使用して書き込む場合は、DirectCD を使用する必要があります。
  6. フォーマットの種類ボックスで、適用するフォーマットの種類を選択します。
    • ブランクの CD-RW メディアをフォーマットする場合には、2 つのオプションがあります。
      • 高速フォーマット: これは、いくつかの CD-RW レコーダでしかサポートされていない特別なフォーマット方法です。このオプションを使用できるのは、お使いの CD レコーダがこのフォーマットに対応している場合だけです。高速フォーマットは、3 分から 7 分で CD が使用できるようになりますが、すべてのフォーマット作業が完了した訳ではありません。残りのフォーマット作業はバックグラウンドで実行されます。バックグラウンドで行われているフォーマット作業は、CD レコーダの速度やコンピュータの作業負荷状態によっても変わりますが約 90 分かかります。高速フォーマットを中断するには、CD をレコーダから取り出すだけで安全に中断できます。フォーマットが完了していない CDCD-RW 対応の他のレコーダでも読めますが、データは書き込めません。フォーマットが完了すると、データを書き込むことができます。フォーマットを中断した CD メディアを再度レコーダに挿入すると、中断された箇所からフォーマットが再開します。
      • 標準フォーマット: このフォーマット方式では、2 倍速の CD レコーダで約 60 分、8 倍速では約 15 分かかります。メディアの表面状態を検証し、CD をデータ対応に準備してから UDF ファイル システムを書き込みます。
    • 既にフォーマットされている CD-RW をフォーマットする場合は、2 つの方法があります。
      • クイック フォーマット: このフォーマット方式では、数分でフォーマットが終了します。DirectCD ファイル システムを CD に書き込みますが、CD の物理的状態を確認しません。CD 内の既存データにはアクセスできなくなりますが、実際のデータは CD に残っています。
      • 標準フォーマット: この方式は基本的にクイック フォーマットと同じですが、CD 内にある既存のファイルはすべて実際に削除されます。
  7. フォーマットの開始をリックします。CD のフォーマット作業が始まり、進行状態を示すダイアログ ボックスが表示されます。
    CD がフォーマットされている間も他の作業を実行できます。フォーマットが完了すると、CD の準備完了ダイアログ ボックスが表示されます。
  8. OK をクリックします。これで CD にデータを書き込む準備が整いました。コピー方法を照してください。

初めてファイルを DVD レコーダブルにコピーする

DVD レコーダブルにファイルをコピーする場合は、その前にメディアをフォーマットする必要があります。

DVD レコーダブル内にある既存データを消去する目的で DVD レコーダブル メディアをフォーマットすることもできます。この目的にはクイック フォーマットを使用してください。この方式では、ファイルが書き込まれている場所を示す内部インデックスだけが削除されます。従って、ファイルは表示されずに消去されたように見えますが、実際のファイルは DVD レコーダブルに残っています。

DVD レコーダブル メディアをフォーマットするには:

  1. DVD レコーダにブランクの DVD レコーダブル メディアを挿入します。
  2. DirectCD フォーマット ユーティリティ画面の CD の選択ボックスで、使用する DVD レコーダを選択します。
  3. フォーマットをクリックします。フォーマット ダイアログ ボックスが表示されます。
  4. ラベル ボックスに、DVD レコーダブルを識別するための名前を入力します。
    DVD レコーダブルに付けられる名前は半角で 11 文字まで、または全角で 5 文字までで、以下の記号は使用できません。
    \ / : ; * ? " < > | + = . , [ ].
  5. DVD レコーダブルにデータを圧縮して書き込む場合は、圧縮可能にするをクリックします。
    データを圧縮して書き込むと、DVD レコーダブル内の使用領域を節約できます。ただし、圧縮可能にしてフォーマットした DVD レコーダブルに書き込まれるデータは、すべて圧縮されます。圧縮比率はコピーするファイルの種類によって異なりますが、約 1.5:1 から 3:1 です。
    圧縮した DVD レコーダブルから読み出すには、システムに DirectCD 5.0 または UDF 互換リーダがインストールされている必要があります。DirectCDを使用して DVD レコーダブルを作成した場合は、UDF Reader for Windows が自動的に DVD レコーダブルにコピーされます。UDF Reader for Windows がインストールされていないシステムに接続された DVD レコーダに DVD レコーダブルを挿入すると、UDF Reader for Windows のインストール画面が自動的に起動して表示されます。圧縮した DVD レコーダブルに他の DVD レコーダを使用して書き込む場合は、DirectCD を使用する必要があります。
  6. フォーマットの種類ボックスで、適用するフォーマットの種類を選択します。
    • ブランクの DVD レコーダブル メディアをフォーマットする場合は、以下のオプションしか選択できません。
      • 標準フォーマット: この方式では、1 倍速の DVD レコーダで約 60 分かかります。DVD レコーダブル メディアの表面状態を検証し、DVD レコーダブルをデータ対応に準備してから UDF ファイル システムを書き込みます。
    • 既にフォーマットされている DVD レコーダブル メディアをフォーマットする場合には、2 つの方法があります。
      • クイック フォーマット: このフォーマット方式では、数分でフォーマットが終了します。DirectCD ファイル システムを DVD レコーダブルに書き込みますが、DVD レコーダブルの物理的状態を確認しません。DVD レコーダブル内の既存データにはアクセスできなくなりますが、実際のデータは DVD レコーダブルに残っています。
      • 標準フォーマット: この方式は基本的にクイック フォーマットと同じですが、DVD レコーダブル内にある既存のファイルはすべて実際に削除されます。
  7. フォーマットの開始をクリックします。DVD レコーダブル メディアのフォーマット作業が始まり、進行状態を示すダイアログ ボックスが表示されます。
    DVD レコーダブル メディアがフォーマットされている間も他の作業を実行できます。フォーマットが完了すると、CD の準備完了ダイアログ ボックスが表示されます。
  8. OK をクリックします。DVD レコーダブルにファイルをコピーする準備が整いました。コピー方法を参照してください。

コピー方法

CD がフォーマットされてファイルのコピー準備が完了すると、いろいろな方法でファイルを CD にコピーできます。


CD メディアを取り出す

CD レコーダから CD メディアを取り出すには、まず CD レコーダからメディアが排出される必要があります。CD の取り出し方法は、使用している CD の種類によって異なります。以下に CD の取り出し方法について説明します。

CD-R メディアを取り出す

CD-R メディアを取り出すには、3 つのオプションがあります。CD の使用方法や目的によって、選択するオプションが異なります。

CD-R メディアを取り出すには:

  1. DirectCD フォーマット ユーティリティ画面の CD の選択ボックスで、CD が入っている CD レコーダを選択します。
  2. 次に取り出しをクリックします。または Windows エクスプローラで CD レコーダに割り当てられているドライブ文字を右クリックし、次に取り出しをクリックします。
    常に[オプション]ダイアログ ボックスを表示するチェックボックスをオンにしている場合は、取り出しをクリックする度にオプション ダイアログ ボックスが表示されます。
    常に[オプション]ダイアログ ボックスを表示するチェックボックスをオフにしている場合は、CD-R 取り出しオプション ボックスで選択されたオプションに従って直ちに CD メディアが排出されます。DirectCD のオプションを変更するを参照してください。
  3. オプション ダイアログ ボックスが表示された場合、適用するオプションをクリックします。
    • 常に DirectCD 対応にする: メディアを CD レコーダに挿入するだけで、読み出しおよび書き込みが可能なドライブとして認識されます。標準の CD-ROM ドライブでは読み出せません。
      • CD-R または CD-RW レコーダでしか CD を読み出せません
      • このオプションは、CD を記憶装置の一部として利用し、その CD を他のコンピュータで使用する必要がない場合だけに選択します。
    • UDF v.1.5 規格でクローズする: UDF v.1.5 フォーマットで CD をクローズします。この CD は、UDF v.1.5 互換リーダがインストールされた CD-ROM ドライブで読み出せます。
      • DirectCD 5.0 または UDF v.1.5 互換リーダがインストールされているコンピュータを使用している人に CD を渡す場合に、このオプションをクリックします。このオプションをクリックすると、以下のメモに説明している ISO 9660 規格よりも各セッションごとの使用領域が少なくなります。
      • DirectCD を使用して CD を作成した場合は、UDF Reader for Windows が自動的に CD にコピーされます。UDF Reader for Windows がインストールされていないシステムに接続された CD レコーダに CD を挿入すると、UDF Reader for Windows のインストール画面が自動的に起動して表示されます。
    • すべてのコンピュータで読み出せるようにクローズする: ほとんどの標準 CD-ROM ドライブで読めるように CD をクローズします。
      • UDF v.1.5 互換リーダがインストールされた環境を持たない人に CD を渡す場合に、このオプションを使用します。UnixLinuxMacintosh などの他のオペレーティング システムに接続されている CD-ROM ドライブでも特別なリーダを必要とせずに CD を読み出せます。
        メモ: このオプションでは、ISO 9660 フォーマットで CD をクローズします。ISO 9660 フォーマットは、最初のセッションに約 22 MB の領域、追加のセッションには各セッションごとに約 13 MB の領域をフォーマット情報の格納領域として使用します。
  4. すべてのコンピュータで読み出せるようにクローズするをクリックすると、CD を書き込み禁止にするオプションも有効になります。
    このオプションをクリックすると CD はクローズされ、この CD にこれ以上のファイルをコピーできなくなります。
  5. 取り出しをクリックします。
    CD は選択されたオプションに従って処理され、排出されます。

取り出しオプションの詳細については、CD-R の取り出しオプションを比較するを参照してください。

CD-R の取り出しオプションを比較する

CD-R メディアを取り出す場合は、3 つの方法があります。CD の使用方法や目的によって、選択するオプションが異なります。以下の表に各オプションの主な特徴を要約します。

メモ: CD を取り出すときに以下のオプションを表示させるには、常に[オプション]ダイアログ ボックスを表示するチェック ボックスをオンにします。また、いずれかのオプションをデフォルトと して設定できます。DirectCD のオプションを変更するを参照してください。
設定 使用領域 ファイル名およびパス長 ファイルの読み出し専用設定
常に DirectCD 対応にする 特別な追加領域は必要ありません。 Windows オペレーティング システムの制限に従います。 CD 内のファイルを読み出し専用に変更しません。
すべてのコンピュータで読み出せるようにクローズする データ領域以外に、最初のセッションに約 22 MB、追加のセッションごとに約 13 MB の領域が使用されます ファイル名は 64 文字まで、パス長はフォルダとサブフォルダを含めた 8 階層までです。 CD 内のファイルを読み出し専用に変更できます。ファイルを別のコンピュータにコピーした後は、Windows エクスプローラでファイルを右クリックし、次にプロパティをクリックすると、読み出し専用設定を変更できます。
UDF v.1.5 規格でクローズする クローズするときの追加領域は、すべてのコンピュータで読み出せるようにクローズするオプションをクリックしてクローズした場合よりも少なくなります。 ファイル名は 64 文字まで、パス長は合計 248 文字までです。 CD 内のファイルを読み出し専用に変更しません。

CD-RW または DVD レコーダブル メディアを取り出す

CD-RW または DVD レコーダブル メディアを取り出す場合、選択できるオプションがありません。DirectCD は直ちに CD を排出します。


CD を読み出す

CD をどこで使用できるかは、CD の種類と CD を取り出すときに選択したオプションによります。以下に、それぞれの CD の種類を読み出せる環境について説明します。

CD-R を読み出す

CD を取り出すときに選択したオプションによって、CD-R を使用できる環境が異なります。CD-R メディアを取り出す場合は、3 つのオプションがあります。

メモ: CD を取り出すときに以下のオプションを表示させるには、常に[オプション]ダイアログ ボックスを表示するチェックボックスをオンにします。DirectCD のオプションを変更するを参照してください。
  • 常に DirectCD 対応にする: これは、UDF v.1.5 フォーマットを維持し、セッションをオープンの状態にしておきます。この CD は以下の CD レコーダで読み出せます。
    • DirectCD 5.0 がインストールされたシステムに接続されている CD-R レコーダまたは CD-RW レコーダ。
    • UDF v.1.5 互換リーダがインストールされたシステムに接続されている CD-R または CD-RW レコーダ。DirectCD を使用して CD を作成した場合は、UDF Reader for Windows が自動的に CD にコピーされます。 CD レコーダに CD を挿入すると、UDF Reader for Windows のインストール画面が自動的に起動して表示されます。
    • UDFv.1.5 互換リーダがインストールされたシステムに接続されているマルチリード対応の CD-ROM ドライブ。DirectCD を使用して CD を作成した場合は、UDF Reader for Windows が自動的に CD にコピーされます。CD-ROM ドライブに CD を挿入すると、UDF Reader for Windows のインストール画面が自動的に起動して表示されます。
  • UDF v.1.5 規格でクローズする: この場合、セッションはクローズしますが CDUDFv.1.5 規格フォーマットのままです。この CD は以下のドライブで読み出せます。
    • DirectCD 5.0 がインストールされたシステムに接続されている CD-R または CD-RW レコーダ。
    • UDF v.1.5 互換リーダがインストールされたシステムに接続されている CD-R または CD-RW レコーダ。DirectCD を使用して CD を作成した場合は、UDF Reader for Windows が自動的に CD にコピーされます。 CD レコーダに CD を挿入すると、UDF Reader for Windows のインストール画面が自動的に起動して表示されます。
    • UDF 互換リーダがインストールされたシステムに接続されている標準 CD-ROM ドライブ。DirectCD を使用して CD を作成した場合は、UDF Reader for Windows が自動的に CD にコピーされます。CD-ROMドライブに CD を挿入すると、UDF Reader for Windows のインストール画面が自動的に起動して表示されます。
  • すべてのコンピュータで読み出せるようにクローズする: これは、ISO 9660 フォーマットで CD をクローズします。WindowsUnixLinuxMacintosh などの他のオペレーティング システムに接続されている CD-ROM ドライブでも特別なリーダを必要とせずに CD を読み出せます。

取り出しオプションの詳細については、CD-R の取り出しオプションを比較するを参照してください。

CD-RW を読み出す

CD-RW ドライブとマルチリード CD-ROM ドライブだけが CD-RW を読み出せます。

DVD レコーダブルを読み出す

DVD レコーダブルは、そのメディアに合わせて製造された DVD レコーダブル ドライブだけが読み出せます。例えば、DVD-RAM メディアは DVD-RAM ドライブだけが、DVD-RW メディアは DVD-RW ドライブだけが読み出せます。


ファイルを追加および消去する

ファイルを CD にコピーした後も、ファイルの追加や消去ができます。

Easy CD Creator で作成した CD-R にファイルを追加する

Easy CD Creator で作成した CD-R(セッションがクローズされ、かつ CD がクローズされていないことが条件です)にファイルを追加する場合、まず CD を書き込み可能にする必要があります。

Easy CD Creator で作成した CD-R にファイルを追加するには:

  1. CDCD レコーダに挿入します。
  2. DirectCD フォーマット ユーティリティ画面の CD の選択ボックスで、使用する CD レコーダをクリックします。
  3. 書き込み可能にするをクリックします。書き込み可能にするダイアログ ボックスが表示されます。
  4. 必要に応じて、CD に付ける新しい名前をラベル ボックスに入力します。
    CD に付けられる名前は半角で 11 文字まで、または全角で 5 文字までで、以下の記号は使用できません。
    \ / : ; * ? " < > | + = . , [ ].
  5. 書き込み可能にするをクリックし、CD の準備完了ダイアログ ボックスが表示されるまで待ちます。

これで Windows エクスプローラまたは他の Windows 対応アプリケーション プログラムを使用して、CD にファイルを追加できます。コピー方法を参照してください。

他の CD にファイルを追加する

DirectCD を使用してフォーマットされた CD-RCD-RWDVD レコーダブルには、CD の空き領域がなくなるまでファイルを追加できます。

Easy CD Creator で作成した CD-R(セッションがクローズされ、かつ CD がクローズされていないことが条件です)を使用している場合は、Easy CD Creator で作成した CD-R にファイルを追加するを参照してください。

CD にファイルを追加するには:

  1. CDCD レコーダに挿入します。
  2. CD の準備完了メッセージを表示するチェック ボックスをオンにしている場合は、CD の準備完了ダイアログ ボックスが表示されてから OK をクリックします。DirectCD のオプションを変更するを参照してください。
  3. ファイルの追加作業を続行します。コピー方法を参照してください。

CD を消去する

CD-RWDVD レコーダブルの消去機能を使用して、CD 内のファイル リストを示す内部ディレクトリを消去できます。この CD にファイルをコピーする場合は、その前に再度 CD をフォーマットする必要があります。初めてファイルを CD-RW にコピーするおよび初めてファイルを DVD レコーダブルにコピーするを参照してください。

メモ:CD-R では書き込まれたデータを消去できないので、CD の消去を使用できません。

CD の内容を消去するには:

  1. CDCD レコーダに挿入します。
  2. DirectCD フォーマット ユーティリティ画面の CD の選択ボックスで、使用する CD レコーダをクリックします。
  3. CD の消去をクリックします。
    存在するすべてのデータを消去する確認ダイアログ ボックスが表示されます。
  4. はいをクリックすると CD の消去作業が開始します。DirectCDCD 内にあるすべてのデータを削除します。この作業には数分かかります。

個別のファイルを削除する

Windows エクスプローラを使用して、CD 内にある個別のファイルを削除できます。CD-RW または DVD レコーダブルからファイルを削除すると、CD の空き領域が増えます。

CD-R からファイルを削除しても、ファイルが書き込まれている場所を示す内部インデックスだけが削除されます。CD 内のファイルはもはや見ることができませんが、ファイルを削除したことでその分空き領域が実際に増えるわけではありません。

個別のファイルを削除するには:

  1. CDCD レコーダに挿入します。
  2. Windows エクスプローラで、削除するファイルを右クリックします(複数のファイル選択も可能です)
  3. 削除をクリックします。ファイルの削除の確認ダイアログ ボックスが表示されます。
  4. はいをクリックして、選択したファイルを削除します。

問題のある CD をチェックする

ScanDisc は、DirectCD で作成した CD が正常に動作しない場合その CD 内のファイルを復元します。以下のファイルを復元できるチャンスがあります。

  • Windows エクスプローラで表示されないファイル: 大部分またはすべてのファイルが CD に書き込まれたが、ファイルのディレクトリ情報が完全に書き込まれる前に書き込み作業が中断されたために、Windows エクスプローラでファイルが表示されない。
  • 損傷ファイル: CD が破損したため、読み出し不能なセクションを持つファイル。
  • ロスト ファイル: ファイルそのものは完全だがファイル名が失われたために読めないファイル。これは、CD から削除されたファイルの場合も当てはまります。

ファイルの破損がひどく、ScanDisc では復元できないファイルがある場合は、このファイルについて報告します。

ScanDisc は損傷した CD を修復し、その一部または全部を再び使用できるようにします。

ScanDisc は、CD-RCD-RWDVD レコーダブル メディアを CD レコーダに挿入したときに以下の症状が起きた場合に使用します。

  • Windows エクスプローラで、CD 内にある一部またはすべてのファイルを表示できない
  • ファイルの作成に使用したアプリケーション ソフトウェアを使用しても CD 内のファイルを開けない
  • CD へのファイルの書き込む作業がシステムや電源障害などによって中断された
  • DirectCD から CD を認識できない旨が報告された

ScanDisc を起動する

ScanDisc を起動するには:

  1. CDCD レコーダに挿入します。
  2. DirectCD フォーマット ユーティリティ画面で、ユーティリティをクリックします。ユーティリティ ダイアログ ボックスが表示されます。
  3. ScanDisc をクリックします。ScanDisc ダイアログ ボックスが表示されます。
  4. スキャンをクリックすると、CD のスキャンが始まります。ScanDisc の進行状況ダイアログ ボックスが表示されます。
    CD 内に問題が発見された場合、ファイルの復元や CD の修復に必要な CD 情報を収集するために CD のチェックを行なうかを確認するダイアログ ボックスが表示されます。
  5. はいをクリックします。
    CD の情報収集が開始し、ScanDisc の進行状況ダイアログ ボックスが表示されます。状態欄の詳細については、オンライン ヘルプを参照してください。
    修復可能な損傷ファイルが見つかると、それらのファイルを復元するかどうかを尋ねてきます。「ファイルを復元する」を参照してください。
    復元するファイルが見つからない場合は、スキャン処理を続行します。

ScanDisc の動作について

ScanDisc が起動すると ScanDiscCD をスキャンし、特定の問題の有無を調査します。スキャン中は、以下の処理状況を表示します。

  1. CD を調べています: ScanDisc は、その CD 内のファイルやフォルダ、インデックスを読めるかを調査します。
  2. CD の情報を収集しています: ScanDiscCD 内のファイルやフォルダを見ることができない場合、その CD についての情報を収集します。この作業には数分またはそれ以上かかります。
    1. 情報を収集した後は、CD 内のファイルを復元するかどうかを尋ねてきます。ファイルへのアクセスが必要な場合は、そのファイルを復元することを強く推奨します。ファイルを復元するを参照してください。
    2. ファイルを復元する場合は、復元するフォルダやファイルを選択し、それらのコピー先を指定します。
    3. ScanDisc が復元処理中に損傷ファイルが見つかった場合、復元した損傷ファイルのリストを表示します。損傷ファイルを復元するを参照してください。
  3. ロスト ファイルを検索しています: ScanDisc はロスト ファイルを検索します。発見された場合は、そのファイルを別の場所にコピーします。ロスト ファイルを復元するを参照してください。
  4. CD を修復しています: ScanDiscCD を修復して再び使用できるように試みます。CD を修復しても CD 内のファイルは使用できない場合もあります。また、CD の空き領域が減少している場合もあります。ScanDisc は、損傷が著しい CD は修復できません。CD を修復するを参照してください。
  5. ファイルの完全性を確認しています: ScanDisc は損傷ファイルの有無を確認します。損傷ファイルが見つからなかった場合は、完了メッセージを表示します。
    1. 損傷ファイルが発見された場合、その損傷ファイルを別の場所 (ハードディスクまたはフロッピーディスクなど) にコピーするかどうかを尋ねてきます。ScanDisc が損傷ファイルを復元できない場合は、ScanDisc がその CD をスキャンするたびにその旨を表示します。損傷ファイルを復元するを参照してください。
    2. 損傷ファイルのコピーが完了した後は、コピー処理の完了メッセージが表示されます。

ファイルを復元する

CD に問題があり、CD 内に復元可能なファイルが発見された場合は、そのファイルの復元についてのダイアログ ボックスが表示されます。必要なデータが格納されているすべてのファイルを復元することを推奨します。ここでファイルを復元しておかないと、ScanDisc がその CD を修復しても、そのファイルにはアクセスできない可能性があります。

ファイルを復元するには:

  1. はいをクリックします。ファイルの復元ダイアログ ボックスが表示されます。
  2. コピー元フォルダ ボックスで、復元するファイルのフォルダをクリックします。
    デフォルトでは、リストされたすべてのファイルとフォルダが選択されています。
  3. コピー元フォルダ ボックスで、「復元しない」ファイルをクリックします。
  4. コピー先ドライブ ボックスで、ファイルのコピー先をクリックします。
    コピー先のフォルダは、この CD が挿入されている CD レコーダを除いて、コンピュータにあるドライブ内であればどこでも選択できます。ネットワークに接続されている他のコンピュータにファイルをコピーする場合は、まずこのドライブをネットワークに割り当てる必要があります。ネットワーク ドライブの割り当てについては、オペレーティング システムのマニュアルを参照してください。
  5. コピー先フォルダ ボックス で、コピー先のフォルダをクリックします。
    新しいフォルダを作成する場合は、新規フォルダ をクリックしてフォルダ名を入力します。
  6. コピークリックます。
    ファイルが選択したフォルダ内にコピーされ、ファイルのコピー ダイアログ ボックスが表示されます。
    損傷ファイルが発見された場合は、ファイル名が表示されます。
  7. 完了をクリックします。ファイルの復元ダイアログ ボックスが表示されます。
  8. CD から必要なファイルをすべてコピーするまで手順 2 から 7 を繰り返します。
  9. ファイルの復元ダイアログ ボックスで完了をクリックし、修復処理に進みます。

ロスト ファイルを復元する

復元処理中にロスト ファイルが発見された場合は、そのファイルの復元についてダイアログ ボックスが表示されます。

必要なデータが格納されているすべてのファイルを復元することを推奨します。ここでファイルを復元しておかないと、ScanDisc がその CD を修復しても、そのファイルにはアクセスできない可能性があります。

ロスト ファイルを復元するには:

  1. ファイル名がないファイルが発見された場合、はいをクリックします。コピー先の選択ダイアログ ボックス が表示されます。
  2. コピー先ドライブ ボックス で、ファイルのコピー先をクリックします。
    コピー先のフォルダは、この CD が挿入されている CD レコーダを除き、コンピュータにあるドライブ内であればどこでも選択できます。ネットワークに接続されている他のコンピュータにファイルをコピーする場合は、まずこのドライブをネットワークに割り当てる必要があります。ネットワーク ドライブの割り当てについては、オペレーティング システムのマニュアルを参照してください。
  3. コピー先フォルダ ボックス で、コピー先のフォルダをクリックします。
  4. コピーをクリックします。ファイルのコピー ダイアログ ボックスが表示され、作業の進行状態が表示されます。
    ScanDisc は、選択したフォルダにロスト ファイルをコピーします。コピーされたロスト ファイルには「sd000001.rec」で始まる一連番号が付けられます。
    ロスト ファイルも損傷している場合があります。破損したロスト ファイルが発見された場合は、同様に一連番号(sd000001.rec)が付けられて損傷ファイル ダイアログ ボックスにリストされます。ScanDisc は選択したフォルダに破損したロスト ファイルをコピーしますが、データが読めない箇所には空白領域を追加します。このコピーしたファイルは、これを作成したアプリケーションで開くことができる筈ですが、開けない場合は他の方法を考える必要があります。CD を修復するを参照してください。
  5. 完了をクリックして修復作業を続行します。ロスト ファイルについての情報についてのメッセージが表示されます。
  6. 続行をクリックして修復作業を続行します。CD を修復するを参照してください。

CD を修復する

損傷した CD 内にあるファイルを復元した後は、その CD を使用可能にするための修復ダイアログ ボックスが表示されます。はいをクリックすると、CD を使用可能にする修復処理が行なわれます。

メモ: CD を修復した後も、その CD 内のファイルにアクセスできない場合があります。ScanDisc は、すべての損傷した CD を修復できるわけではありません。

CD を修復するには:

  1. CD の修復を行う場合は、はいをクリックします。ファイルのコピー ダイアログ ボックスが表示され、作業の進行状態が表示されます。
    修復が完了すると、ScanDiscCD 内にあるファイルの完全性を調査します。
  2. 完了をクリックします。

損傷ファイルを復元する

ScanDiscCD を修復した後、CD 内にある各ファイルの完全性を調べ損傷ファイルの有無を確認します。損傷ファイルが発見された場合、その損傷ファイルを別の場所(ハードディスクまたはフロッピーディスクなど)にコピーするかどうかを尋ねてきます。

損傷ファイルを復元するには:

  1. 損傷ファイルが発見された場合は、はいをクリックします。コピー先の選択ダイアログ ボックスが表示されます。
  2. コピー先ドライブ ボックスで、ファイルのコピー先をクリックします。
    コピー先のフォルダは、この CD が挿入されている CD レコーダを除いて、コンピュータにあるドライブ内であればどこでも選択できます。ネットワークに接続されている他のコンピュータにファイルをコピーする場合は、まずこのドライブをネットワークに割り当てる必要があります。ネットワーク ドライブの割り当てについては、オペレーティング システムのマニュアルを参照してください。
  3. コピー先フォルダ ボックスで、コピー先のフォルダをクリックします。
    新しいフォルダを作成する場合は、新規フォルダ をクリックしてフォルダ名を入力します。
  4. コピークリックすると、ファイルのコピー ダイアログ ボックスが表示されます。
  5. 完了をクリックして、修復作業を続行します。コピーした損傷ファイルは、損傷ファイル ダイアログ ボックスにリストされます。
  6. 続行をクリックして修復作業を続行します。
    修復できなかったファイルがある場合は、そのファイルが復元不可能ダイアログ ボックスにリストされます。
    処理が完了すると、ScanDisc の進行状況ダイアログ ボックスが表示されます。

DirectCD のトラブル シューティング

CD にコピーされたファイルが Windows エクスプローラから見えない

Windows エクスプローラを使用しても CD 内のファイルを見ることができない問題には、いくつかの原因が考えられます。一般的な理由と、その解決策を以下の表にまとめました。

一般的な理由 解決策
ファイルが削除されたか、または CD が消去されました。 ファイルが削除された、または CD が消去された場合、データの復元はできません。
ファイルのディレクトリ情報が完全に記録される前に、書き込み作業が中断された場合(ただし、大部分あるいはすべてのデータ ファイルは既に CD に書き込まれていることが条件でます)。この状態では、CD に書き込まれたファイルは Windows エクスプローラ からは見えません。
ScanDisc を使用してみてください。問題のある CD をチェックするを参照してください。
CD の対応速度が使用中のレコーダの書き込み速度に一致していません。 CD の対応速度と CD レコーダの書き込み速度を調べます。CD の対応速度は、CD レコーダの速度と同じ、またはそれ以上速い必要があります。例えば CD レコーダが 2 倍速の場合、2 倍速、4 倍速、またはそれ以上の速度に対応した CD を使用する必要があります。 CD の対応速度が遅い場合は速い CD を使用するか、または CD レコーダの速度を変更してください。DirectCD のオプションを変更するを参照してください。

読めない CD を修復する

DirectCD で作成した CD を挿入してから 15 秒経っても DirectCD の画面が表示されない場合は、CD が壊れているか、または読み出せないフォーマットが使用されています。例えば、大容量のファイルを CD に書き込んでいる間に CD レコーダが一時的に失速した場合などにこれらの問題が起こります。

DirectCD には、CD からファイルを復元して使用可能にする ScanDisc というユーティリティが提供されています。問題のある CD をチェックするを参照してください。


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